歴史のなかで人々の心の支えとなり、雨風に耐え、時には動乱をくぐり抜けそこに存在し続けてきたもの。文化財の修復とは、それ自体に光を取り戻すとともに、人々の心の支えを守ること。そして、そのこと自体が日本の伝統工芸の技術を継承する役割も担っているのです。

国宝修復というはせがわの技と心

京都・本願寺阿弥陀堂御宮殿(国重要文化財)、清水寺開山堂御厨子(国重要文化財)、熊本城本丸御殿(国宝)、太宰府天満宮本殿(国重要文化財)など、 はせがわではこれまでに数多くの国宝、重要文化財の修復を手がけてきました。 開創1200年余の古刹・清水寺に「御用達」と指名されるほどに信頼を得た、はせがわの技と心。それは、創業以来お仏壇づくりのなかで脈々と受け継がれてきた匠たちの技術と智慧の集積によるものです。熟練の技から生まれた漆塗りの技法、細心の注意を払った金箔押し技術など、伝統工芸と現代の技術が融合した温故知新の「技」、それが、はせがわのものづくりの独自の手法です。

人から人へと時代を超えて受け継がれていく日本の技と心、そこに信仰という祈りのこころがあるからこそ細部まで丹念に手を入れ、妥協なくつくり込める。これが、国宝・文化財の修復を通して培ってきた、はせがわのものづくりへの精神でもあるのです。

これまでに行ってきた国宝・重要文化財修復の主な実績

1967年 福岡県 本願寺鎮西別院:御宮殿 須弥壇新調
1984年 京都府 本願寺:阿弥陀堂御宮殿 須弥壇修復
1985年 東京都 本願寺築地別院:研修道場荘厳仏具一式新調
1987年 京都府 大本山 音羽山清水寺:三重塔内 仏具修復及び彩色工事
京都府 大本山 音羽山清水寺:開山堂御厨子 須弥壇 他 仏具修復
京都府 大本山 音羽山清水寺:阿弥陀堂 御厨子修復
1990年 福岡県 太宰府天満宮:御本殿 再建四百年の修復
1991年 石川県 本願寺金沢別院:内陣漆箔及び荘厳仏具工事
1992年 ドイツ連邦共和国 恵光 日本文化センター:内陣荘厳仏具新調
1993年 京都府 龍谷大学 大宮学舎:御宮殿 須弥壇修復
1995年 福岡県 太宰府天満宮 御本殿漆塗工事
京都府 大本山 音羽山清水寺:阿弥陀堂 柱漆塗工事
1996年 滋賀県 彦根城:天守 軒唐破風 華灯窓 勾欄 漆塗工事
京都府 本願寺山科別院 蔀戸漆塗 金具修復工事
福岡県 太宰府天満宮 御本殿漆箔維持工事(以後毎年実施)
1997年 京都府 総本山 知恩院:経蔵 華灯窓 建具 漆塗工事
佐賀県 唐津神社:唐津曳山本町八番山「金獅子」漆箔修復
1999年 福岡県 太宰府天満宮:楼門塗工事
2000年 京都府 大本山 音羽山清水寺:経堂内 前卓新調及び仏具修復
熊本県 八千代座:勾欄 格天井漆塗工事
京都府 龍光院:華灯窓修復
2001年 滋賀県 本願寺八幡別院:内陣彩色剥落止工事 障壁修復
佐賀県 唐津神社:唐津曳山材木町三番山「亀と浦島太郎」漆箔修復
2002年 愛知県 本願寺名古屋別院:漆箔 極彩色工事
2003年 京都府 二条城:書院建具漆塗工事
京都府 吉田神社:大元宮漆塗工事
2005年 京都府 寂光院:御本堂内陣漆塗工事
2006年 京都府 本願寺:大師堂(御影堂)内陣漆箔工事
佐賀県 唐津神社:唐津曳山平野町十番山「上杉謙信の兜」漆箔修復
2007年 京都府 大本山 音羽山清水寺:隋求堂 御厨子漆箔工事
お仏壇の「品質・産地表示」

はせがわグループが取り組んできた世界文化遺産、国宝・文化財の修復について

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