現在30歳という若さで、名高い花芸安達流の二代主宰を勤める安達 育さん。3年前に他界された母、奇才と謳われた初代安達曈子さんからの「人の心に響く花を生けるには、日頃から磨き上げた自分の技や個性を入れ込みながら、花の命を輝かせなければならない」という教えが心にいきているそうです。花の道にいかすべく、農、環境問題、都市問題などを学んだ育さんは、自然の生命力から生まれた日本の美をこれからの世代にも伝えてゆこうとしています。
生け花の歴史的なことから、心を伝える花「花芸安達流」の花の成り立ち、そして初代安達曈子氏が育さんに伝え残した「花の美学」について伺いました。
安達 育さんに、ご自身が好きな花とお気に入りの花器で、この季節にふさわしい「花のしつらえ」をテーマに、迎え花を創っていただきました。
花道家 花芸安達流二代主宰 安達曈子。
1979年、広島県呉市に生まれる。11才の時に、「花芸安達流」主宰・安達曈子の養女となり、花道の修行に入る。2002年東京農業大学地域環境学部造園学科卒、同時に全国41支部で「育と共に-花芸フォーラム」を3年間に渡り開催。
2005年、花芸安達流 副主宰就任、「春の椿」展(ハウスオブ資生堂)40日間の制作参加。2006年、二代主宰 安達曈子襲名。日本花の会理事、山野美容芸術短期大学客員教授、国立大学法人東京学芸大学非常勤講師、恵泉女子学園大学非常勤講師、日本盲導犬協会評議委員。
著書に安達流の花芸とその技術、理論をまとめた『花-安達流の花芸』(講談社)、『安達曈子-作品と生涯』(社団法人花芸安達会)がある。
花芸安達流
〒157-0064 世田谷区給田4-23-11
TEL 03-3305-1311
ホームページ:http://www.kageiadachiryu.or.jp/
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「心を育む花」を伝えていきたい
「花の命を授かるのが生け花。花や草木を通して、これからも日本人の美の心を育んでいけると思うのです」と語る安達 育さん。日本人特有の自然観と結びついた花と、その花を生活の中で楽しむ秘訣について伺いました。
花一輪のエコロジー、花の命を授かるということ
心を伝える花 実践編
